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松田やすまさブログ

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都立看護学校・都立大学での国歌斉唱について

2021.06.04

 都議会議員時代、来賓として板橋看護学校の入学式、卒業式に参列した時に違和感を覚えました。式のはじめに国歌斉唱がなかったからです。

 現在は通常に行われていますが、都議会最後の年に小池知事にした私の質問がきっかけとなりました。

私は子供のころ、教師だった両親を見て、将来は教員になろうと思っていました。

中学生になったころ、父が板橋区内の小学校の校長となり、そのころは日教組が強く、学校に日の丸も掲揚できない、国歌も歌えないという状況だったそうです。そこで、父は地域の方を巻き込み、3年かけて学校でできないのであれば自分たちで日の丸挙げるよと言っていただき、国旗国歌が通常に行われる学校にしたという話を聞きました。

 そのとき父が言っていたのは、一人の校長は一つの学校しか変えられないということでした。そこから、全体を変える政治家を目指そうと志しました。

 都議会では平成29年の予算特別委員会で小池知事に「都立看護学校7校、首都大学東京の入学式、卒業式で国歌斉唱が行われていないが、行うのが自然ではないか」との質問に対して、知事から「いずれも国歌の斉唱を進めることを望みたい」との答弁をいただき、翌年度の4月の入学式から都立看護学校全校で、平成30年より首都大学東京、現在の都立大学においても国歌斉唱が行われるようになりました。

 この質問をするとき、役所からはセンシティブな問題なのでその質問はやめてほしい、通常行う答弁調整もできないという話がありましたが、知事と直接その場でやりとりをし、実現しました。

 当たり前のことが教育現場でもしっかり行われるよう、これからも取り組んでまいります。