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松田やすまさブログ
2021.06.04
都立城北中央公園は、板橋区と練馬区にまたがり、城北五区(板橋区、練馬区、豊島区、北区、荒川区)から公認陸上競技場の建設が求められています。5区の体育協会が中心となって要請しているものですが、いくつか課題があります。
まず、大会が開催できる第三種以上の競技場を作るには、8レーン400メートルのトラックと観客席を設けなければいけませんが、そのためには周りの樹木の大規模伐採や、茂呂遺跡の移設が必要となってきます。
また、大会を開催するにあたっては、現状の駐車場66台分では足りず、少なくとも舎人公園と同様の100台以上の確保が求められます。現状ではスペースがなく、仮に作るとするならば、少年野球場をひとつ壊さなければならなくなります。
更に、大会をやるとなると川越街道池袋方面からの右折がきつく、大型バスのための対策と、右折レーンが短いために更なる渋滞が予測されます。ここは五本けやきがあり、これを伐採することはあり得ませんから、上板橋南口の再開発とも併せて考えていかなければなりません。
そして、この競技場は現在でも小さい子供連れのかたや、健康のためにジョギングをされる方もおります。状況を踏まえながら進めていかなければなりません。
現在上板橋体育館と御嶽神社の間のところから、田柄川幹線の下水道管工事が行われていますが、ここはかつてテニスコートがありました。工事が始まり、テニスコートは今はドッグランの横に移っていますので、工事終了後にどのように利用をするか地元の意見を中心に考えていきたいと思っています。今地元桜川町会の方にお話を聞くと、以前のように広場として、またいざという時の防災用地として残してっもらいたいという意見が多いので、その方向でという話をさせて頂いています。ご意見がありましたらお寄せいただければと思います。
石神井川の集中豪雨100ミリ対策の工事も城北公園内で行われています。ちょうど大山高校の裏あたりになるのですが、今やっているのは全体で25万リューベ中の9万リューベで、東京都の入札制度が変わって不調になって遅れたこともあって、第一期工事の終了は令和7年度を予定しています。ケーソン工法と言って箱を作って埋め込み、また次の箱を作って一つずつ埋めていきます。地元町会や建築関係の団体から見学の要望がありますが、今はコロナ対策ということで敷地外からしか見ることが出来ません。本格工事は令和3年度からで、令和7年までですので、コロナが収束してから中を見て頂ければと思います。
城北中央公園には、昭和20年代に計画をされた拡張計画があります。一番大きなところが小茂根5丁目と東新町2丁目、小茂根三丁目の一部に係るところですが、ここは現在住宅地になっており、建設局には住んでいる方のことを最優先に考えてもらいたいということを以前から話をしています。
ここ桜川地区は東新町氷川神社や安養院とともに緑あるれる地域です。地域の方の憩いの場、また防災拠点として、都立城北公園を住んでいる方の目線からさらに素晴らしい公園へとできるよう人と街とつながって考えていきたいと思います。