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松田やすまさブログ

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板橋市場花卉部への暑さ対策

2024.07.17

朝から板橋花卉市場へ
毎日35度を超えるなか、花が痛んでしまっているので、暑さ対策をしていただきたいとのことで、福島出張中に地元の小泉花屋さんからお電話を頂き、昨日連絡をして、今朝行ってきました。

残念ながら、今日はそんなに暑くありませんでした。

昨日の夕方、電話をして、明日見に行きますと言ったにもかかわらず、市場当局や場長さんはじめ、関係者に多数来ていただいていルとは思わず、恐縮でした。

問題点としては、主に2つ。
市場側の整備の問題、次に2024年問題による流通の問題。

それ以外にも産地も暑くなっていて傷んでしまっていたり、運び出すときのトラックの幌が暑くなってしまっていて、輸送中に傷んでしまうという問題もありますが、まずは市場内で対応できることを見て回りながら打ち合わせ

一つ目の市場側の問題点としては、エアカーテンをしているが、開いている時間も多く、熱気が入ってきてしまう。
全館空調ができれば理想だが、コストがかかりすぎる。
建替えまでにはまだ15年以上かかる予定なので、できるところからやっていくとして、
一番外側の熱気が入ってくる車が入れる通路のところに送風機をおけないかとの提案があり、それはすぐできそうだということになりました。
また、遮光カーテンを試しに設置していたので、遮光率や色(黒以外にも銀など)をいろいろ試して、暗くならず、遮光率の高いものを使っていくなどの実証実験をお願いしました。
これは、以前に小学校の運動会の日よけの時に学んだ知識が役に立ちました。
3階の部分は店舗の前が駐車場になっているが、ここで作業をする方も多く、消防法上スプリンクラーが設置してあるのですが、今まで36年間一度も使ったことがないとのことでした。
使うことが無いに越したことはないのですが、消防法上許されるのであれば、ミストと放水が切り替えられるものを設置して、夏場はミストを使えれば大分楽になるのではと提案させていただきました。

2024年流通問題への対応としては、ドライバーさんが開場前に花をおいて行ってしまうことにより、その数時間で花が傷んでしまうことがあり、これは事業者への低温の場所への置き場の徹底をお願いするとともに、令和9年着工予定の青果部の建て替え工事の際に、青果と花卉の中間部分に共同荷さばき場を設置することにより暑さ対策をできないかと提案させていただきました。

都議会今期の中で、板橋市場の再整備をテーマとして、青果部に関してはほぼ完成形が見えてきた中、後から建ったために建て替えまでしばらくかかる花卉市場においても、今後の道筋を立てていきたいと思います。