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松田やすまさブログ
2023.04.26
昨年の9月に投稿をして、スポーツ庁と話を続けておりましたが、今年の通知で少し改善していただく方向になりました。
(参考までに昨年9月の投稿)
https://www.facebook.com/matsuda.yasumasa.itabashi/posts/pfbid02JTdHM8HqETbYrHmVtA4f6E6Fw4SedwsafJR59fYmwX3gtJTZXsekknikTGWXu5Xql
まず、高校2年時までは授業では飛び込みは行っておりませんが、部活動については、現状顧問の指導でOKとなっています。
日本水泳連盟の公式な大会では1.35m無ければ~飛び込みはできず、それ以外の時(部活動や高2以上の授業)では、
1~1.1m未満の場合は飛込台は30㎝以下
1.1m~1.2m未満は35㎝以下
1.2m~1.35m未満は40㎝以下
というのは今までと変わりませんが、新たに別紙のとおり
①重大事故事例の紹介
②適切な安全指導
③正しいスタート技術の習得(動画つき)
といった形で、顧問による指導という曖昧なものから、一歩進んで具体的に指導をする通知が出ることになりました。
遅くとも連休明けには都道府県の教育委員会に通知がいき、その後区市町村教育委員会に下り、各学校に届くことになります。
100%事故が無くなるわけではありませんが、適切な指導によって、重大事故を減らしていくことが目的となります。
率直に言って、妥協という部分は否めませんが、完全に飛び込み事故を0にするためには水深3m以上が必要ですし、そうすると普段の低学年の指導も出来なくなってしまい、溺れるという別の事故が発生する危険も高まります。
飛び込みについては、垂直方向よりも水平方向に飛び出したほうがよりはなくなるそうです。(バタフライや平泳ぎは少し深めに行ってひと掻きしたほうが早いそうです)
また、普段の練習は浅いプールで行い、本番の大会が深いことへの抵抗はないかを聞きましたが、水深が深いと波の影響も減り、より泳ぎやすくなるとのことでした。
普段から深いプールで練習できればベストでしょうが、現状そこまでのプールを有している学校は少ないそうです。
ほとんどの学校が1.2mくらいの水深が多いとのことです。
これによって事故が減り、また、子供たちの水泳に対する取り組みが向上することを期待します。
引き続きこの問題に関しては注視していきます。